ジョージ・ロドリーゲは、一風変わった言葉遊びと気まぐれな作品「ブルードッグ」を結びつけて、大胆さに欠ける一般の色の絵本とは一線を画す作品を作り上げた。あらゆる世代の読者が、ブルードッグが赤から緑、金褐色から青リンゴ色に変わる姿を目にして、ほほ笑み、そして感嘆のため息をつくことだろう。「ジョージがホットドックが欲しいとき、ブルードッグは何色?」「もちろん、マスタード」、「ジョージがビーチに行ったら、ブルードッグを何色に塗る?」「自然に、タン(日焼け)色」 ページをめくるたびに、読者は色と色の名前について、さまざまなことを学ぶ。それらは、原色、2次色、そして子ども向けの絵本では取り上げられることのないエキゾチックな色にまで及ぶ。本書は、芸術家の豊かな色づかいを実演しているのだ。大人も子どもも共に、ブルードッグの想像力豊かで大胆な色づかいに驚くだろう。巻末には、著者の論理的かつ魅惑的な言葉が寄せられている。そう、ブルードッグはなるべくして、ブルーだったのだ。(Book Description)